常に先手を選択するべきなのか?

戦略記事

MTGの先手後手はどのような基準で選択するべきでしょうか?

恐らく「無条件で常に先手を選択してしまっている」という方もいらっしゃるかと思います。ただし、常に先手が良いという訳ではありません。

先手は「PlayFirst」とも呼び、対戦相手よりも先にターンを開始することになります。後手は「DrawFirst」とも呼び、対戦相手よりも常に一枚カードが多い状態になります。

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先手のメリット

まずはターンを先に始めることに対してのメリットをいくつかピックアップしてみましょう。先手のメリット=後手のデメリットにもなります。

・先に勝利条件にたどり着く可能性が高い

MTGは先に対戦相手のライフを20点削ったほうが勝利するゲームです。仮に先手と後手で全く同じカードを全く同じ順番でプレイした場合、勝利するのは当然先手になります。

これだけでも先手が有利になるということがイメージしやすいですね。

・相手に受けを押し付けることができる

後手は先手の行動に対して受けるゲーム展開になることが多くなりますが
それにより先手と後手では同じカードでも強さが大きく異なってくる場合も多いです。

例えばクリーチャーの中には攻撃している時に誘発する効果を持つ物がありますが、これは文字通り攻撃している時にメリットをもたらすことになりますので受けに回ると途端に頼りないものになってしまいます。

他にも先手だと強い動きというのは多く先手だったら勝っていた・・・みたいなゲームは頻繁に起こります。そのアドバンテージを体現するのがラノワールのエルフといったカードで、先手1ターン目にプレイしたときの強さに舌を巻いた方も多いのではないでしょうか。

最強クラスの1マナクリーチャー
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後手を選択したほうが良いケース

前述のような先手のメリットがある中でも後手を選ぶほうが良いというケースはどのようなものがあるのでしょうか。

・先に行動することにメリットが存在しないとき

先に行動することにメリットがほぼ存在しないという対戦も起こります。

代表的なものは、青系のカウンターを搭載したコントロール(パーミッションと呼ばれるもの)同士の対戦でしょう。

個人的に思い出の1枚

パーミッションデッキは盤面にクリーチャーやパーマネントを積極的に置く動きにはなりませんので、押し付けて対処を迫るような動きにはなりません。そのため、先に行動することによるアドバンテージがゲームの決定打になることは非常に起こりにくいです。

また、パーミッション同士の場合、ゲーム中盤以降に自身のキーカードをカウンターをすり抜けて唱えることにより勝利を目指すゲーム展開になります。

この場合、勝負のターン内に多くの呪文を唱えられることがカウンター合戦で有利につながるため、土地を多く並べているほうが有利になります。

後手の場合、ドローが多いため土地も並べやすくなる(土地事故確率を減らせる)ため、カード枚数のアドバンテージがゲームの勝利に繋がります。

上記のように、対戦相手とのゲーム展開を考えると、後手がメリットになることがあります。

・シールド戦において、ボムレアがデッキ内にあるとき

リミテッドのシールド戦において、ボムレアと呼ばれる唱えたらほぼ勝つレアがデッキ内に存在する場合、後手も選択肢に入ってきます。

シールド戦はパックを開けた中から出現した限られたカードプールの中からデッキを構築するため、デッキのパワーが低くなりがちで尖ったデッキを構築できる可能性が低いという背景があります。
つまり、先手で低マナコストのクリーチャーを連打し除去呪文で蓋をして勝つ・・・みたいなアグロデッキを組みづらかったりしますので、ゲーム展開もゆったりしがちです。


そんな状況の中で、ボムレアがあればそれを唱えることでゲームに勝利する確率がグッとあがります。後手の場合カードを1枚多く引くことができますので、その分だけボムレアが手札に来る確率があがる=勝つ確率が上がるということになります。


たった1枚、されど1枚です。

マジックは1枚の差がゲームを決めることもあります。

1枚の差を侮ってはいけません(戒め)

ただし、ボムレアがあるからといって勿論常に後手が良いというわけではありません。

自分のデッキや対戦相手がどのようなゲームプランを取るのか、を踏まえた上で検討しましょう。

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まとめ

後手のメリットをあげましたが、とは言え先手のほうがメリットが多いというのが事実であると思いますし、先手を選択することのほうが良いことが多いです。

ですが、盲目的に先手を選択するのではなく、本当に先手のほうが良いのか?という思考を持って、勝利する可能性を少しでも上げていきましょう!

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