MTGアリーナでミシック到達するために

強くなるためには
  • MTGアリーナのミシックランクに到達したいがそこまでたどり着けない
  • ランクに限らず勝率を少しでも上げてステップアップしたいが方法がわからない
  • とにかく少しでも勝てるようになりたい!

このように考えている方や悩みを持っている方は決して少なくはないと思います。本記事はそういった方に向けて少しでも参考になればと思い執筆しています。

ミシック到達を基本テーマとしていますが、ミシックランクに到達に限らずMTGで少しでも勝率を上げるためにはどうしたら良いかという根本的な話も多いので、少しでも強くなるためにという方にとっても少しは参考になる部分があるのではないかと思います。

なお、これを書いている私はMTGアリーナでほぼ確実に毎月ミシックランク250位以内(ウィークエンド予選参加権利のボーダー)には入れます。(執筆内容の信頼性の一端として触れました)

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前置き

本記事は以下を前提条件として執筆しています。

  • 構築戦(主にスタンダード)をテーマとする
  • その時代のカードではなくMTGの普遍的な内容を中心とする
  • カード資産の問題(組みたいデッキが組めないといった問題)はないものとする

一言で言えば「〇〇デッキを使えば簡単にミシックランクいけるよ!」みたいな内容ではなく「安定してMTGアリーナでミシックランクに到達できるくらいに実力を上げる」ことをテーマにしています。正直なところ、〇〇デッキを使ったとき”だけ”ミシックに行けても一回だけ記念にミシックに到達したいという人以外にはあまり価値のないものでしょう。


またこれから述べることは普遍的なテーマとしている都合もあり、基本的に考え方の内容が中心です。文字が多くなってしまいますし読み辛い部分もあると思いますがそのあたりはご了承ください。

MTGは考え方がわかればブランクがあっても環境が変わってもすぐに順応できるものですから考え方を知るのが一番良いと思います。

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ミシックに辿り着くこと自体は決して難しいことではない

早速ミシックに辿り着けない方にとって喧嘩を売っているような内容になってしまいますが、これは事実と言って良いでしょう。

と言うのも、MTGアリーナのランクの仕組みとして勝っても負けても同じ幅でランクのポイントが上下します。(ミシック到達後やゴールドランク以前は少し事情は異なりますが)

そのため勝率が50%を少しでも上回っていれば数さえ打てば必ずミシックに到達することになります。それどころかTierの下がり目付近では連続で負けない限りはランクが下がらないので50%でもミシックに辿り着くことだって不可能ではありません。

勝率が50%に近い程試行回数が必要で時間もかかりますが、とりあえず時間さえかければミシックに辿り着くだけならそこまで難しいことではありません。そのため達成感はあるかもしれませんが1回、2回ミシックに到達しただけ満足するのは早計だと思います。

ただし時間は有限ですから現実的には少しでも勝率を上げないと難しい場面も多いでしょう。

つまり安定してミシックに到達するためには少しでも勝率を上げる必要が出てきます。本記事はそこに焦点を当てて執筆しています。

なお、MTGは実力があれば絶対に勝てるというゲームではありません。実力差がある人同士の対戦であればもっと開きは出てきますが、基本的に6割勝てれば御の字というところですのでそこを一つの目安にしても良いでしょう。

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ある程度まではすぐ上達する。そこから先が難しいのが勝負ゲーム。

これに関してはMTGに限らずどのゲーム(ゲーム以外でも)同じなのですが、一定ラインまでは割と努力せずとも、もしくは少ない努力で到達できるものです。

ドラクエで言えばレベルが低い間はすぐにレベルが上がりグングンステップアップしていきますが、一定のレベルになると一つのレベルを上げるだけで多くの経験値を必要となります。

これと同じように基本的にどんな物事でも一定のレベルまでは簡単ですがそこから急に辛くなってくるもので、それはMTGも例外ではありません。やはりその辛くなってきた段階の壁を乗り越えることが重要であり大変なことです。この壁に辿り着くまではトントン拍子に進んで成長を感じれて楽しさも多いものですが、そこで折れずに頑張れるかどうかが目標達成の大きな分かれ目でしょう。MTGアリーナで言えばこれは安定したミシックランク到達が一つの境目と言っても良いかもしれません。

何が言いたいかというと「一定のラインに辿り着くとシンドイことが待っているのはMTGでも同じ」と言うことです。シンドイと言っても人によって感じ方は違いますが、そこを乗り越えるためのMTG向けハウツーをいくつか以降で述べていきます。

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勝因と敗因を分析すること。結局はそれが全て。

MTGは少なからずセオリーは存在するものの「これが出来たら勝てる」みたいな単純なゲームではありません。そのため勝つにしても負けるにしても様々な要素が積み重なった結果として「勝敗」という結果が表れるゲームです。

上位レベルになればなるほど、その要素がより細かくなり腕前の差は紙一重になってきます。とは言え紙一重でも差があれば傾きやすさに差が出るのは言うまでもありません。

上位レベルになるほどその要素が細かく探せど探せど気付き辛かったり見つけ辛くなってきます。時間的な制約も含め一人では見つけられないことも多いですし、そういった意味で特にやり込む(所謂ガチ勢)プレイヤーが行っているチームを組んで情報共有して切磋琢磨するというのは理に叶っています。

とは言えMTGアリーナのミシックランク到達というテーマに関して言えば独学(一人)でも充分可能です。




「勝敗」に関わる要素を分析する。この分析の過程で得られる一つ一つの積み重ねがMTGの実力として表れてきます。

一部の具体的なことは以降で触れていきますが、結局はそれが実力を上げるための近道です。いくら座学でセオリーを学んでも自分で経験して腑に落ちたかどうか。その経験の有無は実力として表れるようになります。

残念ながら〇〇が出来たらすぐ上級者になれるという特効薬みたいなものはMTGにはありません。地道にトライしていきましょう。

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環境分析、デッキ選択、プレイスキルの3つが重要

MTGで勝つためには大別するとこの3つが大きく重要な要素となります。

まずは環境を知る

いかなる場合でも必ず必要なことがプレイする環境がどのようになっているのか知ることです。具体的には以下のような点です。

  • メタゲーム(流行のデッキやその程度)を把握する
  • メタゲーム上のデッキの動きやどのようなカードで構成されているのか知る
  • メタゲーム上のデッキの強みや弱み、対策方法を知る

勝つためにはこのあたりを知る必要があります。これに関してはネットで調べればすぐにわかることでしょう。本サイトでも掲載しているので参考にしてみてください。

自分のデッキだけでなく相手のデッキを知らないと勝負に勝つのは難しいです。特にメタゲーム上にいるデッキは対戦相手として想定されるデッキとなります。それらについて

  • どのようなカードをプレイしてくるのか、どういった動きをするデッキなのか
  • そのデッキのキーカードは何なのか
  • そのデッキの強い攻めパターン、逆にそのデッキがされて困るパターン
  • インスタントタイミングでプレイされる注意すべきカード
  • サイドボード後に自分も相手もどのような変化が想定されるのか

などなど、こういったことを知っておくことで自分が取るべきプレイやデッキ選択、サイドボードなど全て変わってきます。というよりこのあたりを知っていないと自分がベストなプレイをすることはほぼ不可能です。これは如何なるフォーマットでも必ず必要となります。

知っているだけで済むことも多いですが、何回か体験してみてわかることもあるでしょう。何れにしてもこういった情報収集は欠かすことはできません。まずはここからスタートです。

どのようなデッキを選択すべきか

ミシックランクに到達するということをテーマに据えた場合「メタゲームTier1のデッキ」をそのまま使うのが最も手っ取り早く効率的でしょう。そのままというのはデッキリストを一枚も変えず使うということです。役割を理解してデッキを改変するなら良いですが、何となくであれば概ね弱体化してしまうことでしょう。リストを変えるのはしっかり理解してからで遅くありません。

やはりメタゲームトップのデッキは単純に強いデッキが多く、MTGアリーナのランク戦のようにある程度メタゲームがあるとは言え色々なデッキに当たることが多いという事情も踏まえると強いデッキを選択するというのは最も合理的と言えます。


よく言われる話として流行のデッキをそのまま使って(勝っても)も面白くないということを聞いたりします。確かにオリジナルで考えたデッキで勝つときの喜びはコピーデッキより上回りますし、そういった考えも間違いではないと思います。ただしオリジナルデッキで勝つのは決して容易ではなく、オリジナルデッキを作るというデッキ構築自体の腕も必要ですが結局のところ相手のデッキは知っておく必要があることに変わりはありません。

オリジナルデッキであれば勝ち負けのときにもデッキが悪いのか、プレイが悪いのか判断が難しいときも出てきます。その点コピーデッキであればある程度デッキの強さは担保されています。

またオリジナルデッキを考えるにしても、そのデッキのテーマ的に現環境の中で勝てそうかというのは構築する時点でできる限りわかるようになれるほうが良いですし、そういったことを計るためには相手のデッキを知っておくほうが良いことに違いありません。それにコピーデッキを使おうがプレイングで腕の差は必ず出ますし、コピーデッキなら簡単に勝てるという訳でもありません。

コピーデッキを使いながらそのデッキに入っているカードの役割を一枚一枚全て説明できるくらいに理解していきたいところです。もしメタゲーム上のデッキ全てのデッキを構成するカードの役割やバランスについて説明できるくらい理解できればデッキ選択というスキルにおいては間違いなくミシック到達の水準にはあるでしょう。

しかしこれは大会に勝つというテーマに変わるとまた事情が変わってきたりもします。大会ではいわゆるその人の本命のデッキを使うでしょうし、参加者それぞれメタゲームを予想してデッキを選択します。その様は大会によっても異なりますしMTGアリーナのランク戦とは性質も変わってきます。

ここでは詳しくは触れませんが、自分の目標に合わせてデッキを変えることも時には必要です。

たった数回の試行で結論を出さない

デッキを決めるという過程において、実際に試してみて判断することはMTGでは日常茶飯事です。

その際の注意点として、MTGのような相手も含めカードを引くというランダム性のある内容、相手とのデッキ相性などなど、様々な運とも言える内容が絡み合うゲームでは数回の試行で結論を出すのはリスキーです。

例えば勝率が7割近いデッキがあったとしても2~3試合であれば全敗してしまう可能性だって現実的にあります。逆に勝率4割でも2~3試合であれば全勝することだってあるでしょう。なのに人間はどうしてもこの例であれば後者の方が優れて見えてしまうものです。

勝利数で物事を計るのであれば最低でも10回。できれば20回くらいは欲しいところです。回数を重ねればある程度本来の勝率に集約してきます。


少ない試行回数で判断するのであれば、その内容(質)が重要です。内容で物事を判断するのであればある程度試行回数が少なくても参考になります。勝敗という結果の数値だけで判断するならしっかり数を積み重ねる。時間的にも難しいのであれば内容をしっかり精査することを推奨します。

プレイスキルを上げるには

マリガン判断

まずゲーム開始時点の手札を決めるというマリガン判断。この時点でゲームはスタートしています。この判断の時点で勝敗が決してしまうことも少なくありません。それくらい重要な要素です。

マリガン判断について、これまた言い出すと長々と書けるくらい奥深かったりしますがシンプルに判断するのであれば

「この手札でスタートして相手に勝てるかどうか」

で判断するのが良いでしょう。ありがちなのですが土地とスペルのバランスだけで判断するものではありません。土地とスペルの枚数バランスが良くても勝てない手札というのは良くあるものです。

相手のデッキが既にわかっているのであれば、その相手に対して強い手札なのかどうかで判断することになります。序盤から攻めないと勝てない相手なら相手にプレッシャーをかけていくカードがしっかり初手にあるかだったり、相手の序盤の動きを捌くのが重要な相手ならそういった役割のカードがしっかり初手にあるか、といった具体です。

相手のデッキがわかっていない場合は自分の使っているデッキが取りたい動きができそう(もしくはそれに近い)かどうかで判断すると良いでしょう。基本的にそれぞれのデッキには目指す動きがあるのでそこを基準に置いてみると良いです。

ゲーム中のプレイ

MTGは非常に選択肢の多いゲームです。幾度となくゲーム中にプレイの選択肢を迫られることになります。

この選択肢から最善な選択を取り続けるというのがベストなプレイということになります。と言っても言うのは簡単だけど・・・ってやつです。

この選択肢の精度を上げるためにも、まずはそもそも選択肢に気付くことが必要です。ゲーム中は時間に追われて気付けないかもしれませんので、ゲームを振り返ってみるというのが最もわかりやすい方法でしょう。MTGアリーナであれば何らかのソフトでゲーム中のプレイを画面録画して自分で見返してみるという方法も良い方法の一つです。自分がとった選択肢に間違いはなかったか、他の選択肢ならどうなっていたか、等々を踏まえて見ると良いでしょう。

他に良い方法として他のプレイヤーがプレイしている様子を見ることです。YoutubeやTwitchで配信している人も含め探せばすぐに見つかるでしょう。特にハイレベルのプロツアーやチャンピオンシップと呼ばれるような対戦はおススメです。これもただ見るだけでなく自分が思うのと違う選択を取っていた際、何故その選択を取ったのか考えながら見るのが良いです。その人が正解かどうかはさておきにしても、その選択肢となる考え方を吸収することで自分のプレイの精度を上げることができます。自分の使っているデッキと同じタイプのデッキの対戦を見ると比較できてわかりやすいです。


またMTGの対戦ではダブルマリガンして土地が引けず何もできず終わった・・・というようなこともしばしば起こることでしょう。当然運としか言えないケースも少なくありませんが、実は運として片づけてしまうにはちょっと乱暴かもしれないということだってあります。デッキの土地を含めたバランスに問題があるかもしれませんし、マリガン判断を間違えている場合もあるでしょう。

できるかぎり運という言葉で片づけないほうが良いです。本来反省すべきであった失敗であっても運で片づけてしまっては得られるものも得られなくなってしまいます。失敗は成功の基という言葉がありますが(自分のせいにせず=ここでは運のこと)失敗で終わらせてしまっては成功に結び付きません。反省することで成功につなげていきたいですね。

サイドボード

BO3であればサイドボードも大きく勝敗に関わってきます。これも中々に難しい要素の一つです。

これに関しては以下の記事にまとめていますので詳しくはそちらを参考にしてください。

【MTG】サイドボードの方法/やり方 - 玄人でも難しいサイドボーディング
構築フォーマットのBO3において必ず使用することになるサイドボード。このサイドボード(サイドボーディング)ですが、不利なマッチアップにも対抗できたり、ゲームの駆け引きも増やしてくれるというMTGならでは醍醐味的な要素でありながら非常に奥が...
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これらを身に付ければミシックは必ず到達できる

全体的にはっきりした答えという感じの内容ではないため、わかり辛い部分も多いかもしれません。

ですがこれらで触れたことが総じて実力に関わってきます。考え方を含めてこれらを実践すれば必ず実力はついてくると思います。

是非、ご自身の目標と照らし合わせなら楽しんでトライしてもらえればと思います。

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