MTGアリーナオープンが今週末(12月13日~14日)に開催されます。
公式サイトの案内はこちら。
フォーマットはヒストリックです。初日に関してはBO1 or BO3 のどちらかを選択できます。
ヒストリックは、ゴブリン、スルタイ(4色含む)、ジャンドサクリファイスの3強環境になっており、先日のゼンディガーの夜明けチャンピオンシップで優勝したアゾリウスコントロールが台風の目になっているという感じです。
デッキタイプは他にもいくつかありますが、デッキタイプと言うよりも実質的にヒストリック環境を定義しているのは以下の2枚でしょう。


《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature’s Wrath》は一枚でゲームに勝ててしまうと言っても良い程のパワーカードで、これに対処できないデッキはヒストリックでは生息出来ないと言っても過言ではありません。特にビートダウンデッキは対処に苦労するため、直線的なビートダウンでは打ち負かすのは難しく、ビートダウンデッキが押さえつけられている要因にもなっています。
《上流階級のゴブリン、マクサス/Muxus, Goblin Grandee》は、ゴブリンデッキでは場に出る=勝利と言っても良いカードになっていて、それまでのターンでどれほど盤面が有利であってもこれ1枚で捲り返すほどのパワーカードです。ゴブリンデッキ相手には、ゴブリンによるビートダウンを対処するだけでなく、《上流階級のゴブリン、マクサス/Muxus, Goblin Grandee》を上手く対処できないと勝利するのは困難でしょう。
また、これを対処する場合は単純な除去カードでは対処できず、場に出たときに効果を発揮させないようにするか、打ち消すというのが一番良い対処方法です。ヒストリックでは定番のサイドボードである《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》で対処は出来ますが、サイド後はゴブリン側もアーティファクト破壊を積んで来ますので、それ一枚で完封するのもなかなか難しいという状況です。
優勝したアゾリウスコントロールはノンクリーチャーデッキであるため、相手の除去を無駄牌にすることが出来ること、加えて、ウーロは白特融のゲームから取り除く除去で対処でき、マクサスは打ち消しで対処出来ることが優勝した要因だと思います。ただ、青白特融のソーサリータイミングで大振りして対処していくコントロールなので、低コストで優秀な呪文が多く存在するヒストリックでベストデッキかと言われるとどうなのかな・・・と個人的には思っています。
BO3の場合、今のベストデッキなのはスゥルタイ(4色含む)なのは間違いありません。チャンピオンシップのTOP8から見ても明らかですし、ゴブリンを苦手としてはいますが勝てない訳でもなく、一番満遍なく戦えるデッキでもあるでしょう。勿論対策されるデッキなので常にこれで勝てる訳ではないと思いますが、ベストなのは確かです。やはりウーロだけでなく《世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the World》も強いんですよね。3/3クリーチャーを継続的に生み出すので、すぐにゲームに勝ててしまうパンチ力が素晴らしいです。

BO1の場合は、サイドボードがないためメインが強くブン回りが強いデッキが肯定される傾向にあり、赤単等のビートダウンが多いです。BO1で使用するならそれらビートダウンデッキに強いアゾリウスオーラデッキがお勧めです。実際にカラデッシュリマスター前なので環境は少し異なりますが、前回のアリーナオープンでもBO1での突破率は高かったです。

腕に自身がある場合にはBO3のほうが安定するので良いかもしれません。
皆さんも是非アリーナオープンに挑戦して賞金獲得を目指してください!
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