十種競技9 – 全知ドラフト

MTGアリーナ

2023年のMTGアリーナイベントである十種競技(デカスロン)の9種目のフォーマットである全知ドラフト解説を掲載しています。

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全知ドラフトは清々しいまでの運ゲー

《全知》の紋章を持った状態でゲームがスタートするというMTGの土地というデッキに必要不可欠な要素が取っ払われたフォーマットである「全知」ドラフト。

ドラフトする相手はBOT。しかもパックに入っているカードはMTGアリーナ実装済みのカードがすべて対象となっており、まずピックの時点でランダム要素がかなり高くなっています。

後に述べる少しのコツは必要なので運100%とまでは言えないですが、パックに出てくるカードにしても初手3枚スタートとなる(1回フリーマリガン可)という初手の重要性からもとにかく運の要素は相当に高いです。

なので他のフォーマット以上に気負いせずにやるのが良いフォーマットだと思います。運試しくらいでやるのが良いと思いますし、たまにはそういうのもありかなとは思います。

少なくても筆者は勝率がなかなか安定せず、今回のデカスロン項目で一番7勝達成に苦労したフォーマットです。

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とにかくカードアドバンテージ優先

このドラフトはマナコストという概念が存在しないと言っても過言ではないルールになっています。

つまり純粋にカードパワーとカードアドバンテージだけで勝負するというのが争点になってきます。特にカードアドバンテージは最も重要で、とにかくカードアドバンテージが得られるカードを真っ先にピックしていく必要があります。

これらのカードでゲームをスタートするのが重要で、ドロー呪文を唱えるとまたそれがドロー呪文を引き込んでといった感じで連鎖すると爆発的に手数を増やせます。まずはここが真っ先にゲームで目指すべきところになります。これらがないとゲームに勝つことは困難です。

そのためにも枚数は重要で、このあたりのカードは基本的に最優先で問題ありません。もちろん引ける枚数が多いのがベストですが、手札が増えるカードであれば何でも良いです。そもそもパックにあまり出てきてくれないことも稀にあり、そういったときは7勝は諦めるほうが良いかもしれません。。

普段あまり使わないような性能のカードでもマナコストの概念がなくなるだけで見違えるように強くなりますね。例えば上記の《悪い取引》は構築フォーマットで見ることはまず無いカードですが、このルール下では最強クラスに強いカードです。

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手札を捨てさせるカードも有効

前項の逆で相手に手札を捨てさせることでカードアドバンテージを稼ぐのももちろん有効です。

具体的には特に黒の3マナソーサリーによくある2枚捨てさせる系のカードがそれらに該当します。

ただし先手だとこれらのカードが非常に強いものの、後攻になると強さがワンランク下がってしまうので前述の自身が引くタイプのカードのほうを優先するべきでしょう。


先手版のプレイヤーがこれらを連打し、後攻プレイヤーの手札が0の状態で後攻一ターン目を迎えることも・・。やられたときは笑って投了しておきましょう。

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打ち消し呪文もかなり強力

青の打ち消し呪文も強力です。

先に述べたような先手からの手札破壊のようなパターンを防ぐには打ち消し呪文を使う以外に殆ど方法がなかったりもします。

基本的には相手のアドバンテージ源となるカードを打ち消したいところで、時に理不尽に発生するワンサイドゲームを防ぐためにも数枚は欲しいところです。

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デッキ圧縮系のカードは入れ得

ピックしたカードが殆どデッキのカードになりますので、どうしても弱いカードがデッキに入ってしまいます。

そういった弱いカードであっても「カードを1枚引く」が書かれたキャントリップ付きのカードはとりあえずそれだけでデッキに入れて邪魔になりません。ピックに値するカードがなければこれらのキャントリップカードを取ってデッキの脇を固めるようにピックしていきましょう。

デッキの強いカードが少なくてもキャントリップで隙間を埋めて行けば、それらのカードにアクセスできる可能性を上げることができます。

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弱いクリーチャーは入れない

クリーチャーは基本的にマナコストが高いて強いものを狙ってピックすることになります。

ただし3マナ以下のどうみても弱いクリーチャーは入れてもデッキの邪魔にしかなりませんので、極力排除しましょう。前項のようなキャントリップ付きのカードで埋めるほうがよっぽど強いデッキになります。

やはり緑のデカブツはこのルールには向いています。ごくまれに膠着することもあると言えばあるので、飛行のような回避能力持ちも強力ではあります。

毎ターン5マナ出せるルールもありますので、そのマナを有効活用できるシステムクリーチャーであれば戦闘力は弱くても強いカードと言えます。一例として《幽体の船乗り》があります。

ただし最大で5マナまでしか出せませんので、起動コストが6マナ以上の能力は基本的に使うことができない点には注意が必要です。

他にも《雷鋼の巨像》のような弱い機体もこのルールではかなり強い機体になります。1ターン目から7点ダメージは流石に強いです。

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