MTGA新フォーマット「EXPLORER」

MTGアリーナ

MTGアリーナに新フォーマットである「EXPLORER」(エクスプローラー)が実装されます。正確には既にデッキ作成において選択可能となっているので実装されてはいますが、対戦にはまだ対応していないようです。恐らく近日中には対応されるでしょう。

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EXPLORER(エクスプローラー)とは

エクスプローラーは現状テーブルトップ専門フォーマットであるPioneer(パイオニア)をMTGアリーナにてプレイできるようにするためのフォーマットになります。現状は本来パイオニアで使用できるカードがまだMTGアリーナにおいて実装されていないものが多いため、それらが実装されるまでは未完のパイオニアといった様子ですが何れパイオニアになるというのは公式から発表されているのでそれまではエクスプローラーと呼ばれるフォーマットになるようです。

pioneer_format_sets_ja.jpg

現時点ではパイオニアで使えるカードでもMTGA未実装のカードが非常に多いため暫くの間はカードプールが若干狭くなったヒストリックという感じと思っても良いと思います。例えばストリクスヘイヴンのミスティカルアーカイブの一部のカードやアルケミー関連カードや一部実装されているモダマスのカードなどはヒストリックでは使えますがエクスプローラーでは使用できません。

またアルケミーの措置の影響でヒストリックではバフやナーフされたカードがありますが、エクスプローラーはテーブルトップ準拠なのでそれらの調整はされないフォーマットになります。

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エクスプローラーの禁止カード

禁止カードもパイオニア準拠となります。ですがパイオニアと比較して未実装カードがあることからパイオニアとはどうしても差異があるためエクスプローラー独自で禁止となるカードも出てくる可能性はある点には注意が必要です。

尚、パイオニアの禁止カードは現状以下のとおりです。

  • 《欄干のスパイ》
  • 《血染めのぬかるみ》
  • 《守護フェリダー》
  • 《死者の原野》
  • 《溢れかえる岸辺》
  • 《真実を覆すもの》
  • 《隠された手、ケシス》
  • 《豊穣の力線》
  • 《夢の巣のルールス》
  • 《運命のきずな》
  • 《王冠泥棒、オーコ》
  • 《むかしむかし》
  • 《汚染された三角州》
  • 《密輸人の回転翼機》
  • 《時を解す者、テフェリー》
  • 《地底街の密告人》
  • 《死の国からの脱出》
  • 《自然の怒りのタイタン、ウーロ》
  • 《夏の帳》
  • 《歩行バリスタ》
  • 《荒野の再生》
  • 《吹きさらしの荒野》
  • 《樹木茂る山麓》

MTGアリーナでは現状未実装のカードが多いですが、ヒストリックと比べるとヒストリックではそれなりに使用されている《夢の巣のルールス》《隠された手、ケシス》《死の国からの脱出》あたりは差を感じるところでしょう。

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エクスプローラー環境初期で活躍しそうなデッキ

パイオニアで活躍しているデッキの中でMTGA未実装カードの影響が小さめのデッキは当然環境初期では活躍が予想されるところでしょう。その観点でいくつかアーキタイプをピックアップしていきます。恐らくこれらのアーキタイプはほぼ間違いなくエクスプローラーの環境初期早々に活躍するのではないかと思っています。

尚、以下で載せているデッキリストの画像はパイオニアで活躍しているデッキリストをそのまま掲載しています。グレーで抜けているカードはMTGアリーナでは実装されていないカードですので、そのあたりでパイオニアとエクスプローラーの差がわかります。

赤単アグロ

※パイオニアの赤単アグロ

パイオニアでは赤単アグロはトップメタの一角に位置しているデッキです。上記がパイオニアの赤単のサンプルデッキリストですが、《僧院の速槍》と《大歓楽の幻霊》以外は全て現時点でも使用可能ですので、これらを代用するだけでも使用可能なレシピになっています。

確かに上記の2枚は相当強力なカードではあるのですが他のカードで穴埋めできなくはありません。他のデッキもパイオニアのリストと比べると使えないカードはありますのでどのデッキもパイオニアと比べると多少弱体化はします。エクスプローラーにおいても赤単は相当数見ることになるアーキタイプになりそうです。

ナヤウィノータ

ヒストリックでは《軍団のまとめ役、ウィノータ》は禁止カードですが、パイオニアでは使用可能なカードです。ここはヒストリックと大きく違いを感じるところでしょう。

上記はパイオニアのリストですが、充分穴埋め可能ですしエクスプローラーでは《軍団のまとめ役、ウィノータ》はかなり多くなるのではないでしょうか。ひょっとするとエクスプローラーで《軍団のまとめ役、ウィノータ》は禁止ということもあるかもしれませんね。

アゾリウスコントロール

上記はMOパイオニアのプレミアイベントを制しているリストなのですが、ご覧の通りエクスプローラーでもほぼそのまま使用することが可能です。《至高の評決》は《ドゥームスカール》あたりと差し替えてみるのも良いでしょう。

勿論エクスプローラーのメタに合わせた構築にしていく必要はありますがそのためのパーツは存在しています。エクスプローラーのコントロールデッキの代表格はアゾリウスコントロールでほぼ間違いなさそうです。

ラクドスサクリファイス

土地の《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》だけは未実装ですが、ラクドスサクリファイスは殆どそのままパイオニアのリストが使えるアーキタイプですので注目のアーキタイプの1つになることは間違いありません。

ヒストリックでの使用感とあまり変わりないので、使い慣れている方にとってはそのままエクスプローラーでもすんなり使いこなせるというのは有難いところかもしれません。

ジャンドサクリファイス

ジャンド型もラクドス型同様にパイオニアのリストをほぼそのまま使うことができます。ヒストリックでもそうであったように、こちらもエクスプローラーで長い付き合いになりそうなアーキタイプです。

イゼットフェニックス

これまで紹介したアーキタイプとは異なり、パイオニア(ヒストリックでも)でトップメタに位置しているもののエクスプローラーでは暫く厳しそうなアーキタイプなのがイゼットフェニックスです。どちらかと言えばこれまでのアーキアイプと比べて逆の意味で注目と思っているアーキタイプです。

パイオニアのイゼットフェニックスは《氷の中の存在》を主力クリーチャーとして採用しつつ、強力な探索持ちスペルでバックアップする形が主流となっていますが、少なくても現時点のエクスプローラーでは同じ形を取ることができません。

またヒストリックとは違って《信仰無き物あさり》や《ドラゴンの怒りの媒介者》を使えない違いは相当大きく、ヒストリックと同じ形で組むことも厳しいという状況です。

そのためイゼットフェニックスというアーキタイプ自体が構築できないという訳ではないものの、他のアーキタイプと比較してもパイオニアとのパワーの違いが大きくなるためしばらくの間は鳴りを潜めるアーキタイプになる可能性がありそうです。

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