ニューカペナの街角レビュー(Part3+総評)

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2022年4月29日に発売(MTGアリーナにも4月29日実装予定)となる新エキスパンション「ニューカペナの街角」について、発売前レビューとしていくつかのPartに分けて各カードを考察します。本記事はPart3+セット総括になります。

※Part2はこちら

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希望の源、ジアーダ

  • 構築   :★★★★
  • リミテッド:★★★

いくつか種類は増えてきましたが、いまだ2マナ域の天使は珍しい部類に入ります。伝説という難点はありますが、+1/+1カウンターが追加で置かれる能力はかなり強力ですし《正義の戦乙女》でのライフ回復量が増えるのも素晴らしいです。

天使デッキを作ろうとすると既存のプールでは低コスト帯がかなり弱かったのですが、このカードによって2マナ域が補完されたのはかなり大きいでしょう。間違いなく強いカードではあるものの使い辛かった《ファーヤの報復》が活躍する可能性も感じさせてくれます。

大衆蜂起

  • 構築   :★★
  • リミテッド:★★★

能力はそれなりに強力ではあるものの5マナの置物として見ると流石にいまいちです。秘匿の条件も厳しい。。やはりマナコストを踏み倒せる類の効果はかなり気を使っているというのが読み取れます。

今回のこの秘匿シリーズはどれもこれもかなり厳しめの調整がされているような感じがしますね。

聖域の番人

  • 構築   :★★★
  • リミテッド:★★★★★

リミテッドではかなりのお化けクリーチャーですが、構築だと流石に重さに対してやりたいことが中途半端な感が否めずコストに見合っていない感じはします。

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相応の報い

  • 構築   :★★
  • リミテッド:★★★

コスト軽減効果付きで唱えられたら相当に破格なカードですが、その条件がかなり厳しめです。相手のターンに《渦まく知識》が唱えられていたらそれだけで条件を満たせたりできるので下環境ではワンチャンありそうですが、スタンダードでは活躍するのは厳しいでしょう。ヒストリックだとイゼットフェニックス相手にした時には割と条件を満たしてくれるかもしれません。どちらかと言えばサイドボード向けでしょう。

溜め池のクラーケン

  • 構築   :★★★
  • リミテッド:★★★★

本体のスペックは4マナクリーチャーとしては異常な強さなので、デメリットがある程度きつくても使いたくなる強さは秘めています。語法②あるので火力呪文を複数枚重ねて倒すといった点に耐性があり、赤だと殆ど対処不能です。

やはりデメリットはきつめの物がついており、場合によっては毎ターン1/1(一応ブロックされない効果付き)を生み出すだけになってしまいます。毎ターン発動したとしてもかなりもっさりしているので、相手からするとそこまで厳しいものではないでしょう。ノンクリーチャーデッキ相手だとただの化け物です。

内密の調査員

  • 構築   :★★
  • リミテッド:★★★

自分のクリーチャーをコピーした時のみ盾カウンターのおまけがつく《クローン》。その程度のボーナスでわざわざ使いたいカードではないでしょう。

証人保護

  • 構築   :★★★★
  • リミテッド:★★★

1/1が残るとは言えたったの青1マナで疑似的にクリーチャーを除去できるカードは注目に値します。青はクリーチャー除去に困るカラーなのでこういった疑似的なクリーチャー除去カードは度々登場しますが、歴代のそういった類のカードと比較しても相当に高性能です。確実に使うというほどではありませんが構築戦でもデッキ構築時に覚えておいて損はないでしょう。何故かカード名まで変わりますが、そのあたりは効果というより世界観のためなのでしょうね。

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大勝ち

  • 構築   :★★★★★
  • リミテッド:★★★

恐らく誰もがテキストを何回も読み直したカードなのではないでしょうか。《予想外の授かり物》と全く同じことが書いてありますが、マナシンボルが1つになっているので完全上位互換カードです。スタンダードでリーガルのカードと同じカードを何故にセットに入れたのかよくわかりませんが、使おうと思えば8枚体制で使うことだってこれで可能になります。そこまでするほど本セットの宝物トークンに力を入れているという開発側のメッセージなのでしょうか。

私は実際に3色デッキで《予想外の授かり物》を使おうとして赤ダブルのマナコストに泣かされたことがありますが、このカードだと3色デッキでも使いやすくなっています。

貯めこむ運び屋

  • 構築   :★★
  • リミテッド:★★★

効果が相手依存ですしあまり語る必要もないカードでしょう。《エシカの戦車》は別格としても同じ4マナの機体なら《電圧改竄メカ》のほうがよっぽど強そうです。

構造的突撃

  • 構築   :★★★
  • リミテッド:★★★

効く相手にはすこぶる効くので環境次第ではナイスサイドボードになるであろうカードです。

蔓延する窃盗

  • 構築   :★★
  • リミテッド:★★

多色呪文を使った上で更に追加の全色の5マナ要求というのはいくら宝物が生み出せる効果がついているとはいえ厳しすぎます。このカードを使ってまで追加の宝物を出すのであれば他のカードを使ったほうが良さそうです。

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受難の天使

  • 構築   :★★
  • リミテッド:★★★

如何にも悪さするために使ってくださいと言わんばかりのカードですが、5マナのクリーチャーかつタフネス3で火力でもあっさり倒されてしまう除去耐性皆無のクリーチャーに希望を感じません。。

血生臭いスパイ

  • 構築   :★
  • リミテッド:★★★

能力起動のためにクリーチャー生け贄は結構厳しいですし、その割にライブラリーの一番上のカードを墓地に落とせるだけなので他のカードと組み合わせないと対して強い効果でもありません。何か使い道がありそうな雰囲気は醸し出してしますが、やはり使えないカードでしょう。

しつこい負け犬

  • 構築   :★★★★
  • リミテッド:★★★★

奇襲のコストは重めですが、2マナ3/2という攻撃的なクリーチャーについている効果としては充分有用でしょう。注目の新カードである《敵対するもの、オブ・ニクシリス》とセットで使ってくれと言わんばかりのカードです。

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密造酒屋の隠し財産

  • 構築   :★★
  • リミテッド:★

シンプルなテキストの中に秘められたコンボで悪さしてくださいと書いてあるカード。ですが流石に単体で何もしないカードである上に、この重さは厳しい。しかも(スタンダードでは猶更困難ですが)コスト踏み倒しの効果で場に出しても踏み倒したときには土地もあまり多くないしょうし使い辛さもあります。強いときの強さに目を奪われがちですが、実はそこまでではないカードだと思います。今後のカードによって化けるかもしれませんが、少なくても現状のスタンダードでは使えないでしょう。

宝石泥棒

  • 構築   :★★
  • リミテッド:★★★★

3マナ3/3のコモンクリーチャーなのに能力付きすぎで衝撃を受けたカード。クリーチャーのインフレもここまで来たかという感じが凄いです。これでもスタンダードで使えるとは言え無さそうですが、リミテッドの緑トップコモンであろうことは間違いなさそうです。

作業場の戦長

  • 構築   :★★★★
  • リミテッド:★★★★

過去に活躍した《スラーグ牙》とよく似たカード。ライフ回復量やマナコストの緑ダブルシンボル等《スラーグ牙》より劣る部分はあるものの奇襲やトークンサイズが3/3→4/4になっていることを考えると《スラーグ牙》より優秀と言えるように感じます。

強力なカードではありますが、実際のところ現在のスタンダード環境でこれが活躍できるかどうかは微妙なところかもしれません。除去は追放除去が多数ありますし、これが入るような緑系のミッドレンジデッキで強いデッキというのが今のところあまり想像できないのが正直なところです。

産業のタイタン

  • 構築   :★★★
  • リミテッド:★★★★

7マナなので相応な強さは秘めてはいるものの、7マナもかかるのであれば唱えて少しでも生き残ればゲームに勝つくらいの強さがほしいところです。そういった意味ではあと一歩感が拭えません。

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マルチ

死体の爆発

  • 構築   :★★
  • リミテッド:★★★★

盤面一掃のカードに対して追加コストで墓地にクリーチャーを要求するというのは相反しているので構築戦では使い辛いです。リミテッドなら必然的にクリーチャーを使うので一定の強さはあります。

終わりなき迂回

  • 構築   :★★★★★
  • リミテッド:★★★★

「相手のスペルに対する一時凌ぎ」「盤面のパーマネントの一時凌ぎ」「墓地に落ちている引き込みたいカードを戻す」といった汎用性があまりにも高いカード。コストは決して軽くはありませんが、この効果に対してなら相応のコストではあるでしょう。《霊気の疾風》は強力な色対策カードでしたが、このカードは相手の色を問わない《霊気の疾風》になれながらも更にまだ能力がついており優秀なカードと言って良いでしょう。

俊足の踊り手

  • 構築   :★★★★
  • リミテッド:★★★★

とてもシンプルなカードですが、シンプル故の強さがあるカード。強いのは間違いないのですが地上の4マナ4/4というのは《エシカの戦車》や《婚礼の発表》が多数存在する現環境だと割と止まってしまうラインではあります。そのため確かに強いは強いのですが、あと一声欲しい感は結構強いです。タフネスが5あればかなり違ったのになぁ・・・という感じはあります。

白熱のアリア

  • 構築   :★★★
  • リミテッド:★★★

あなたはトークンクリーチャーを使うようにして相手だけ全体3点ダメージを食らうように使ってねと言わんばかりのカード。

相手次第ではかなりハマるカードなので使い道は充分あるでしょう。

ジェトミアの情婦、ジニー・フェイ

  • 構築   :★★★★
  • リミテッド:★★★★

本体はただの3マナ3/3ではあるもの、このカラーでは既存のカードだけでも《エシカの戦車》《婚礼の発表》《放浪皇》といったトークン関連の強力なカードが多数あります。それらの強さを一段階引き上げるだけでも使う価値はありそうです。後半役に立たなくなりがちな宝物トークンをクリーチャーに変えれるのも良いですね。

五者会談

  • 構築   :★
  • リミテッド:★

マナコストも効果も恐ろしいまでにクセのあるカード。クセありすぎて私みたいな一般ピーポーには使いこなせないです。

どうでも良いことですが五者面談なのに使えるカードは3枚・・・はてさて。

ドラゴンの打擲、オーグニス

  • 構築   :★★
  • リミテッド:★★

流石に4マナ3/3速攻で宝物がついてきたところで・・・という感。伝説持ちなので輪をかけて微妙です。

高街のペガサス

  • 構築   :★★★
  • リミテッド:★★★★

2マナ2/1飛行トランプルというスペック目当てに使うことになりそうなカード。というのも、カードを引ける効果の誘発条件が戦闘ダメージを与えた時なので攻撃前にクリーチャーを展開しなければならず、それによって相手にそのターンの動きを開示してしまうことになるため相手に適切に戦闘を行いやすくさせてしまうデメリットをはらんでいます。勿論能力がないよりは全然良いのですが、結構使い辛い能力であるのは間違いないでしょう。トランプルがあるので+1/+1カウンターの置き先として優秀です。

路上の師、リガ

  • 構築   :★★★
  • リミテッド:★★★

盾カウンターがあるので倒され辛く、そのため下段の能力を有効活用しやすいのは良いポイントです。ただパワー1以下というトリガー条件は意外と使い辛く1/1トークンを使うデッキ以外ではなかなかに難しいです。そのためあまり活躍するイメージができないカードです。

舞台座一家の料理人、ロッコ

  • 構築   :★★★★
  • リミテッド:★★★★

本体はただの3/1ではありますが、それに加えてXコストのクリーチャーをセットで場に出せるとなると流石に強力です。X=2くらいでも《光輝王の野心家》のように充分なクリーチャーを連れてこれますね。これがアンコモンというのも意外に思えるくらい強いクリーチャーです。

策謀の故買人

  • 構築   :★★★
  • リミテッド:★★★

新しいヘイトベアーと言えるクリーチャー。《真髄の針》と違ってパーマネントを選ぶ方法なので、既に場に出ているカードでないと指定できないのは結構痛いところです。具体的には2マナのクリーチャーなのに2ターン目に手札に残しておかないといけない可能性があるというのはデメリットと言えます。

その分封じた効果をこちらが使うことができるようになりますが、プレインズウォーカー能力は使えないため使えるようになって嬉しい効果はそこまでないかもしれません。

解脱の魂

  • 構築   :★★
  • リミテッド:★★★

土地が壊せないのでマナコストを踏み倒して場に出してもそこまでメリットがないのはマイナスです。出てくるトークンに飛行がついているので、自分のパーマネントを3/3飛行にして次のターンで一気に攻撃するといった使い方が多くなりそうなカードです。何れにしても弱いカードではあるでしょう。

ジアトラの特使

  • 構築   :★★★★
  • リミテッド:★★★★★

本体スペックが普通に強い上に、ダメージを与えたときのダメージ以下のカードを捲ったらコスト無しで使えるというのはわかりやすく強力な効果です。生き残って攻撃しはじめる展開になれば概ねゲームに勝てそうな能力なので、強力なクリーチャーなのは間違いないでしょう。

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アーティファクト

未認可霊柩車

  • 構築   :★★★★
  • リミテッド:★★★

2マナの墓地対策という側面を持ちながらにして巨大な機体として勝利手段にもなる優秀なカード。取り除くカードを選べるようになっているので墓地対策としての信頼性も充分あります。スタンダードだと《樹海の幻想家、しげ樹》デッキでもない限りあまり墓地にカードが貯まらないかもしれませんが、ヒストリックでは墓地対策は必須に近いくらい墓地を使うデッキが多いので活躍してくれそうです。2マナで6/6以上くらいには大きくなりそうな機体と考えると恐ろしいコストパフォーマンスを持っています。

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まとめ

変化球を投げてくるようなカードが多く味わい深いセット

今回のセットは単体で素直に強力といったカードがあまり多くなく、その分使い方次第で真価を発揮するようなカードが多数収録されているよう印象です。それ故にパッと見てわかりやすく強力である《敵対するもの、オブ・ニクシリス》に注目が集まってしまうのは当然の成り行きでしょう。

すぐに使って試されるのは《敵対するもの、オブ・ニクシリス》になるでしょうが、変化球なカードが多いからこそ環境理解が進むにつれて色々なカードが顔を出してくる環境になるかもしれません。また現在のスタンダードでは少数派な3色デッキは間違いなく次環境で増えることになるので環境は大きく変わることになるでしょう。3色ということもありミッドレンジ系のデッキはますます増えてくる可能性が高そうですし、またコンボデッキのように現在のスタンダートとは違ったタイプのデッキで環境に新しい風をふかせるデッキも現れそうな気配があります。

個人的には緑青白の3色が現在の印象では強そうなカードが多いので、早々にこのカラーのデッキを組んで試してみたいと思っています。

また宝物トークンに関連するカードが相当あり、宝物トークンを活用したデッキは増えそうです。《厚顔の無法者、マグダ》《黄金架のドラゴン》といった宝物トークンと相性の良い既存のカードはますます今度見かけるようになるかもしれません。他にも最近あまり見かけませんが《隠棲した絵描き、カレイン》も中々に強力なカードでそんなカードにスポットが当たる可能性もありそうです。

注目カード

筆者が本セットの中からスタンダード目線で特に注目しているカードです。個々のカードの説明については個別に説明している箇所をご参考ください。注目度の高い順番で降順に掲載しています。

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