MTGアリーナ:カードパワーバランス調整(2022/02)

MTGアリーナ

主にアルケミー(一部ヒストリックもあり)のカードバランス調整が2月24日(日本時間では恐らく2月25日)に行われます。

この記事では調整内容の紹介と調整内容について確認していきます。


まず、前回のダンジョン探索系の調整が行われたように今回は青黒ゾンビに関するカードの調整が行われるようです。

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青黒ゾンビ関連

《継ぎ接ぎの槍馬》

起動コストが「3U→1U」に変更

このカードの強みであるマナ効率をより高めるための変更とのこと。

《ミルクルの死の僧侶》

「2/2→3/3」に変更。能力起動にマナコストが取り除かれた。

4ターン目に出してすぐに能力誘発できるように変更。そしてパワータフネスの増加は主に2点ダメージ or -2/-2修正 といったアグロに対抗する全体除去に対して耐性を持たせることを狙ったもののようです。

《異形の隼》

「瞬速」を追加

主に《過充電縫合体》を使いやすくするための変更。ゾンビは基本的にメインでタップアウトするため《過充電縫合体》を構え辛いためこのカードに瞬速を与えることでプレイの選択肢を増やすことを狙っているようです。

《引きずり足のゾンビ》

マナコストが「2B→1B」に変更

腐乱持ちはマナコストがかかりがちなため《ネファリアのグール呼び、ジャダー》以外に2マナ圏に効果の高い腐乱持ちのゾンビを増やすことを狙っているようです。

《背信の王、ナーフィ》

マナコストが「3UB→2UB」に変更

蘇生効果が強いため5マナで普通にキャストするのではなく蘇生メインで使われることで多かったが、マナコストを引き下げることで普通にキャストすることに対するハードルを下げる狙いがあるようです。

《墓所のグール》

「2/1→2/2」に変更

タフネス1だとトークンや《ひきつり目》といったクリーチャーに咎められてしまうため、タフネスを上げることでより戦闘に参加できることを狙っているようです。

《髑髏スカーブ》

トークンを濫用した時にも能力が誘発するように変更

濫用はトークンクリーチャーで行うのが基本的に最適ですがそうするとリミテッドでは強すぎます。今回の変更はリミテッドには影響しないためこの制限を取り除くことでこのメカニズムをより有効に活用できることを狙っているとのこと。

《縫合された助手》

マナコストが「2U→1U」に変更。「3/2→2/1」に変更。

3マナ圏のゾンビのアドバンテージカードとしては《不吉なとげ刺し》のほうに軍配が上がるため、2マナ圏のアドバンテージカードとしての選択肢を与えることを狙った変更とのこと。

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ゾンビ関連改訂の所感

全体的にリミテッド視点では強すぎる変更になっていますが、今回のようにアルケミーやヒストリックのみに影響を与えるということをまさに有効に活用した変更であると感じますね。

アルケミーはアルケミー固有のカード(アルケミー:イニストラード)が強いので、これらの上方修正が入っても青黒ゾンビデッキがアルケミーにおいて一線級のデッキになるとは思えませんが、特に《髑髏スカーブ》あたりは強そうに感じるので試してみたくはあるアーキタイプになったのではないかと思います。

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《星界の神、アールンド》

表面:終了ステップに誘発する能力で公開するカードを「2枚→3枚」に変更
裏面:「2/3」→「3/3」に変更

《星界の神、アールンド》は5マナの強力な勝利手段になるとともに、2マナで唱える手段をもっていることでマナカーブのギャップを埋める柔軟性がこのカードの強み。この強みを生かすために双方の面を共に強化しているようです。


確かに強くはなっていますが、このカードは元々それなりに強いもののどのデッキに入れるにしても強みが中途半端で使い辛い印象があります。今回の強化でもそこからは抜け出せていないように感じるので、アルケミーで使われるようになるかと言われたら微妙なところです。

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《星界の軍馬》

マナコストが「3U→2U」、予顕コストが「2U→U」、「3/3→3/2」に変更

予顕は個々のカードでは強力ですが、予顕を中心とした構築は現実的ではなかったという点に対してこのカードを調整することでパワフルな予顕カードを使いやすくし、アグロに対する武器となりえる可能性があると考えての変更のようです。


うーん・・・かなり強くなったとは言え、このカードにデッキの枠を割く程ではないような感じがするので流石に使わないかな。。

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《見張るもの、ヴェイガ》

護法②を追加

除去耐性を持たせることで予顕メカニズムをデッキの指針として使いやすくすることを狙った変更のようです。

前回のダンジョンと言い今回の予顕と言い、Wizardsは構築で殆ど使われなかったメカニズムにバランス調整で日の目を当てたいようですね。

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《ザヴァの恐怖、ギトラグ》

対戦相手が生け贄に捧げるクリーチャーに「トークンクリーチャー以外」という条件を追加

《レンジャー・クラス》や《婚礼の発表》のような環境に溢れるトークンクリーチャーで阻害されないようにすることで、より信頼性の高い勝利手段となることを狙った変更のようです。


このクリーチャー自体の性能はもともと決して悪くないですが、これに合うデッキが組み辛いというほうが問題としては大きかったりするのでこの変更が入ることで使われるようになるかと言われたら決してそうではないでしょう。

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《不愉快な拷問者、ティボルト》

2番目の忠誠度能力で与えるダメージが「3点→4点」に変更

このカードは攻撃的なデッキで使われるカードではないためプレイヤーが3点ダメージを受けることを許容しやすかったが、受けるダメージと破壊できる範囲を広げることで他の2つの能力も含めてバランスを良くすることを目指した変更のようです。


このカードは概ね1番上の能力か一番下の能力を使うことが大半だったように感じますが、今回の変更によって真ん中の能力を使うようになるかと言われたらYesとは言えないような気はします。

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《不屈の釣り人》

島だけでなく沼でもドラフト能力が誘発するよう変更

沼でも誘発することでより使える範囲の幅を広げることを狙ったもののようです。

意地でもこのカードを使わせたいのかな・・・?まぁこの程度の変更では以前として使わないでしょう。

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《悪意ある反射》

マナコストが「UU→1U」に変更。

マナコスト的に青単くらいでしか使い辛かったが、今回の変更でゾンビや忍者といったデッキでも使えるように変更したようです。

・・・まぁ使わないでしょう。

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《街裂きの暴君》

土地の能力誘発がアップキープ開始時からターン終了時に変更

前回のナーフになっていないナーフに比べると、今回のナーフはやっとナーフになったと言えるような変更になっています。

土地を生け贄に捧げる前にメインターンでマナを使うことができるか否かは大きな違いです。このカードは現在のアルケミーにおいて中心的とも言えるほどに活躍を見せているカードですから、今回の変更の中でアルケミーに最も影響を与える変更と言っても良いでしょう。

とは言えこの変更でこのカードが使われないようになるとは思えませんので、引き続き使われ続けるカードにはなりそうです。


このカードに限らず、総じて今回の変更でアルケミーのメタゲームが大きく変わるというような気はあまりしないというのが率直な印象です。特に青関連のカードは前回調整を緩和してあげても良いような気はするのですが、そういった変更は今回は行われないようです。

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《創案の火》

マナコストが「3R→4R」に変更

こちらはアルケミーではなくヒストリックに対する変更となりますが今回は《創案の火》がヒストリックでナーフを伴うことでリーガルになるようです。


このカードにとってコスト1マナ上がるというのは強力なカードがひしめく5マナ圏が出したターンに1回しか唱えられないこともあり大きな変更ではあるのは間違いないですが、それでも充分使用に値するカードにはなっているでしょう。ヒストリックでこのカードを使用したデッキが登場する可能性も高そうですしこれは良調整だと思います。

今回の変更で個人的には一番ワクワクする変更です。私も多色デッキを組んで使ってみたいと思います。

コメント

  1. 匿名 より:

    まとめありがとうございます。

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