アリーナ版キューブドラフト解説(2022/01)

MTGアリーナ

定期的にMTGアリーナ上で行われるイベントの1つであるキューブドラフトについて解説します。

この記事では2022年1月のキューブを対象に執筆しています。

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キューブドラフトとは

パックに出現するカードがMTGアリーナ上で実装されているカードの中から厳選したものだけが出現するフォーマットになっています。

厳選されたカードということで構築フォーマットで使用されているようなカードのオンパレードになっており、通常のドラフトとは違ってパック内の(神話)レアが1つではないためとにかく強力なカードが大量に出現するフォーマットとなっています。

それ故にドラフトでの対戦ではお互いにパワーカードの目白押しであり、構築フォーマットのようなダイナミックなゲーム展開となるためプレイしていて楽しいフォーマットの1つになっています。

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キューブドラフトのキーポイント

カードプールに事前に目を通しておく

通常のドラフトでも事前にパック内に出現するカードに目を通しておくことは重要ですがキューブドラフトでもそれは同じです。キューブドラフトは強いカードが多く存在するため、尚更確認しておくことをおすすめします。

通常セットのようにレアリティが偏っていないのでインスタントを全部覚えるほど暗記する必要はありません。勿論覚えられるに越したことはないですが現実的に難しいと思います。

上記画面左上からカードは確認可能

構築できるアーキタイプやキーとなるカードを把握しておく

前項でカードプールに目を通すときにはキューブに収録されているカードの傾向からどのようなアーキタイプが組めそうか(もしくは強そうか)を確認しておくことが重要になります。

実際今回のキューブに以下のカードが収録されています。例で以下に示したようなカードは組めそうなアーキタイプと、そのキーカードになるということが読み取れます。こういったキーカードになりそうなカードと、そのキーカードを取り巻くカードがどの程度充実しているのかを合わせて確認していきましょう。特にキューブドラフトでは過去(ローテーション前)も含めてスタンダードやヒストリック等の構築デッキと似通ったデッキを組むことができますので、そういった構築フォーマットの経験を元にアーキタイプを掴んでいくとイメージしやすいかと思います。

キューブでは多くのアーキタイプが組めますので上記はあくまで一例ですが、何れも構築フォーマットで注目を集めたカードばかりです。こういったアーキタイプのキーになるカードはやはりキューブドラフトにおいても強力なカードです。

レア土地もしっかり確保しておく

2色以上を生み出すレア土地もキューブには多数収録されています。

キューブは単色でもデッキを組むことも可能ですが2色以上のデッキになることが大半です。2色以上のデッキの時にはピックしたカラーの2色を生み出すことができるレア土地もしっかり確保しておきましょう。ある程度デッキが形になっているのであれば優先して土地をピックすることも必要です。

リミテッドではマナトラブルが発生しがちなので、そういった土地事故で負けてしまうリスクを少しでも減らす努力が勝敗に影響してきます。単色であったとしても《ハイドラの巣》のようなクリーチャー化できる土地(ミシュラランド)は是非ピックしておきたいところです。

また構築で禁止カードにもなっているほど強力な《死者の原野》は土地を7種以上要求してきますが、レア土地を多めにピックしていくことでそこまで無理なく活用できたりします。それほどにピックできる土地の種類は豊富にあります。

《寓話の小道》のような比較的どのデッキにも入るであろうカードは迷ったら1stピックでピックするのも一つの手です。

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今回のキューブはクリーチャー全体除去が多い

いつもキューブの全体除去の枚数を数えている訳ではないので具体的な数値まで示すことはできませんが、今回のキューブはクリーチャー全体除去が多数収録されています。特に白に至ってはレアの全体除去が5種ありますし、黒や赤にも多数存在しています。

とにかくクリーチャーを展開してゴリ押しするようなアグロデッキはこれらの全体除去の前に屈してしまうことが今回のキューブでは多いように感じます。

アグロデッキも勿論構築することはできますが、こういった全体除去を多数含んだ相手も想定しておくことを推奨します。アグロなら除去耐性のあるクリーチャーやプレインズウォーカーを意識してピックしておくほうが良いでしょう。

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おすすめアーキタイプ

構築できるアーキタイプは数多いですが、筆者は以下のようなコントロールデッキを使ったときの勝率が高いのでおすすめするアーキタイプとして紹介します。

前項で述べたようなクリーチャー全体除去を中心に据えたコントロールデッキです。キューブでは青は人気色ということもありこのデッキをピックしたときも青の流れそのものは決して良いとは言えませんでしたが、それでもこのようなデッキでストレートに7勝できています。

主に白のクリーチャー除去で盤面を一掃しながら、青のカウンターとドロー呪文で盤石な体制を構築し少数のフィニッシャーで勝利する古典的なアゾリウスコントロールです。カードが足りなかったのもあり《溶岩震》を追加の全体除去としてタッチしています。これほどの全体除去があるとアグロの攻勢を凌ぎやすく優位にゲームを進めることができます。

全体除去を多数搭載するために巻き添えを食らわないようクリーチャーをあまり積まないほうが望ましいです。そのためフィニッシュ手段としては《副陽の接近》だったり《テフェリーの後見》《神秘を操る者、ジェイス》といったライブラリーアウトが好相性になります。そうすることで相手のクリーチャー除去を腐らせることもできます。中でも《テフェリーの後見》は見た目以上に強力なカードでこのカードがあるとライブラリーアウトを容易に狙えますのでおススメの1枚です。

似たような青いデッキとマッチングすることもそれなりにありますが、そこでも《テフェリーの後見》は相当に活躍します。また《船砕きの怪物》はやはり遅いデッキには強力で実際これ1枚で何度も勝利していますから同型を見据えてピックしておくと良いでしょう。


ピック状況が良ければ上記よりもっと強い形で構築することはできますが、イメージとしてはこのような形ですので一例として参考にして頂けたらと思います。

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追記)デカスロン決勝アリーナキューブドラフト

MTGアリーナ十種競技決勝はキューブドラフトのマッチ戦になっていますが、前述のおススメと似たコンセプトのデッキを構築し一回目で何とか7勝できました。こちらも参考にリストを貼っておきます。

ランプ系デッキに負けたので、あと1枚打ち消しをピックしておきたかったところです。一部掲載しているサイドボードはアグロや遅い相手にそれぞれサイドインして活躍したので合わせて掲載しています。

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