【MTGアリーナ】Jumpstart: Historic Horizonsの注目カード

MTGアリーナ

8/13日(※)にMTGアリーナに特殊セットである「Jumpstart: Historic Horizons」が実装されます。

※追記:実装予定日変更のアナウンスがあり、8/26リリースに変更となりました。

今回のセットはMTGアリーナ専用セットであり、ヒストリックで使用可能となるカードセットとなっています。モダンホライゾン、モダンホライゾン2収録カードを中心に構成されており、加えて新規カードも収録されます。

その内訳は「モダンホライゾン」「モダンホライゾン2」の中から約220枚、MTGアリーナ初収録となる再録カードが約120枚、すでにMTGアリーナに実装済みのカードが約400枚収録されたテーマパックとなります。完全新規のカードについても31枚収録されます。

新規カードの中にはMTGアリーナというデジタルであることを活かした新キーワード能力を持ったカードが登場します。

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新メカニズム

3つありますが、すべてデジタルでなければなしえなかったメカニズムになっています。

抽出/SEEK

「抽出」はライブラリーからカードを持ってくるタイプの能力で、特定のカードの性質に合うカードを無作為に選び手札に加える効果となっています。

例えば上記のカードであれば「土地」「土地以外」といったように性質が指定されています。

永久に/Perpetually

「永久に」は文字通りカードの特性を永久に変化させます。「永久に」で与えられた変化は手札に戻っても、墓地に置かれても、ゲームから追放さても、いかなる場面であってもゲームが終了するまでその効果は存続します。

創出/Conjure

「創出」はカードそのものを生成する能力です。トークンとは違い、戦場は勿論のことライブラリーや手札に創出されることもあり、その場合は通常カードと同様に扱うことになります。ゲームが終了まで効果は続きます。

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注目カード

サイクリングしたときにこのカードが墓地にあれば「①白」を支払うことでパワーが1上がった上に墓地から帰ってくるというサイクリングデッキのために生まれてきたクリーチャー。

サイクリングはそれ単体では盤面に全く影響しないのが難点なのですが、これは無理なく盤面に戻ってきてくれる上に絆魂までついていてアグロ耐性も上げてくれます。サイクリングデッキには必ず採用されるであろう強さです。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: Benalish-Partisan_u27hfYEe.png

モダホラ2から収録。1マナクリーチャーでありながら相手への抑止力として強力な効果を持っています。青いデッキが多いヒストリックにおいてはその効果が有効に働く相手も多そうです。

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モダホラ1から収録。先の《エスパーの歩哨》もそうですがヒストリックには強力な一マナクリーチャーが多くいます。特に《死の影》と相性抜群ですからそういったデッキも登場してくることでしょう。

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その昔一世を風靡した強力な天使。瞬速3/4飛行だけで強い上に明滅がついているので「場に出たとき」に誘発する効果を持つクリーチャーを積んだデッキで真価を発揮します。

場に出たときにマーフォークor土地を手札から追放すれば、このカードを手札に創出する効果を持ったマーフォーク。

パワー修正もあるので実質1マナパワー2以上であるにも関わらず、マナフラッド耐性まで持っているということでなかなかに強そうです。マーフォークデッキには欠かせない存在になりそうです。

本セットには他にも強力なマーフォークが多数収録されているので、マーフォークデッキは間違いなく組むことができるようになります。

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モダホラ1収録。コスト的には青単もしくは青単に近いデッキでないと採用が難しいですか効果は何れも無駄にならない強力なカード。

ヒストリックの既存のデッキタイプで使用するよりもマーフォークのようなデッキで使用するのが良いかもしれませんね。

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当サイト的には紹介しない訳にはいかないカードが収録されました。このカードは筆者がその昔愛用していた青緑マッドネスデッキで使用していたカードで個人的に思い入れがあるため当サイトの名前にも拝借(不可思議=Wonder)させていただいたカードなのです。

・・・とまぁそんな話はさておき、残念ながらいまのヒストリックではさすがにアンプレイアブルな感じはしますね。

残念ながらあまり注目と言えるカードはなさそうです。ただ、後述しますが気になるコンボがあります。

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新規収録の新しいフェニックス。墓地にいるときに赤いスペルを唱えると、赤のコスト1つにつきカウンターを置く。そのカウンターが5個以上になると永久に+/1/+1の修正を受けて場に戻すという効果を持ちます。

バーン寄りの赤単が最も相性が良さそうではありますが、イゼットフェニックスみたいに《信仰無き物あさり》と組み合わせて使うのも良さそうなカードです。

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モダホラ1収録。手札が1枚以下であればアドバンテージを得ることができますし、墓地から取り除く効果を使用することでも1/1トークンを2体生み出すことができるためマナフラッド展開にも強く、赤いデッキの押し込みを底上げしてくれる良カードです。

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モダホラ1収録。実質1マナ本体3点火力相当+フラッシュバック付きと攻撃的なデッキと非常に相性が良いカード。

このカードもそうですが、本セットには赤単を強化しそうなカードがちらほら見受けられますね。

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鱗親和というデッキで有名な《硬化した鱗》。このカードがヒストリックで使用できるようになります。

親和はあまりカードがないので厳しそうですが《議事会の導師》や《巻きつき蛇》で+1/+1カウンターを置くデッキは元々ヒストリックでも存在しているため、そういったデッキで使えるかも(?)

頭の片隅には入れておきたいカードです。

マルチ

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モダホラ2収録。ヒストリックアンソロジー等でも度々エンチャントレス(エンチャントを唱えて1ドローすることの俗称)系のカードが収録されてきましたが、いまいち実用的なカードが少なく実現にはなかなか至りませんでした。

《収穫の手、サイシス》はそのマナコストの軽さからも実用的なカードですので、ヒストリックでエンチャントレスデッキを構築するキーカードとなるかもしれません。

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「永久に」で注目されるコンボ

今回収録される「永久に」-1/-2修正を与える《ダブリエルの萎縮》を《夕暮れヒバリ》に唱えた状態で想起させると、能力解決時点で既に《夕暮れヒバリ》が墓地に存在することになるため、無限に《夕暮れヒバリ》を出しなおすことができます。

その状態で《血の芸術家》といったカードがあると即死コンボの完成です。最速3ターンで可能なコンボのためリリース後にはこのコンボを主軸としたデッキが現れても不思議ではありません。

ただ3枚コンボな上にそれぞれのカードが単体としてはあまり強くない組み合わせになってしまうため、どこまで実用的なデッキが組めるのかはまだ未知数なところがあります。それに《血の芸術家》だとクリーチャー除去で簡単に対処できてしまうというのも気になるところです。

何れにしても「永久に」はマジックのルールを捻じ曲げてしまう類のメカニズムであるため、悪用できる可能性があり要注目です。

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まとめ:思ったより強くないかも・・・なセット

強力カードが多数存在するモダホラ&モダホラ2から多数カードが収録される、かつ収録カードも多数とのことで相当ヒストリックの環境に影響を与えるセットになるのであろうと思っていたのですが・・・カードリストを見ているとそこまでではないのかもしれません。

やはりモダホラの強力カードの数々はヒストリックのゲームバランスを考えて収録有無をかなり厳しめに調整しているようで、今回収録されているカードは軒並み強力なカードが外されているようです。

かと言ってヒストリックに全く影響を与えないかと言われれば決してそんなことはなく、特にマーフォークに関しては必ず構築が試されるデッキでしょうし、赤単や白を絡めたアグロデッキは特に強化されそうには見えます。

新メカニズムが生み出すコンボにも注目すべきでしょう。

ですが、今のところストリクスヘイヴンのミスティカルアーカイブ程の影響はなさそうに感じます。

勿論それは見当外れになるかもしれませんが・・・むしろそうなることを願ってMTGアリーナでの実装を楽しみにしたいと思います。

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