【MTGアリーナ】BO1で使用するべきデッキとは何か

MTGアリーナ

MTGアリーナにはBO1(1本先取)とBO3(2本先取)があります。

BO1とBO3がマッチに勝利するために必要な勝利数が違うだけのようにも見えますが、MTGアリーナにおいては全くの別ゲームと言えます。別ゲームである理由と、BO1で勝つためはどのようなデッキを使用することがおすすめなのかを解説していきます。

※本記事ではBO1のデッキレシピそのものをご紹介するわけではなく、BO1でどういったデッキを使用するべきかの考え方について触れています。本記事をBO1デッキ構築の一助としていただけたら幸いです。

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BO1とBO3の大きな違い

勝利に必要なゲーム本数の違いというルール上の違いを除くと、以下の2点がBO3と大きく異なるポイントです。

初期手札に補正がかかる

MTGというゲームは呪文を唱えるために土地カードが必須である以上、土地が引けない(引きすぎ)といった土地事故と呼ばれる事象が一定確率で必ず発生します。初期手札で土地事故のハンドが来たことで、マリガンを繰り返すこともあります。

BO1では1本勝負のため、一回土地事故が発生しただけでゲームに敗北することにもなります。これではゲームがつまらないものになってしまいかねません。

そのため、BO1に限り初期手札に補正がかかるようになっているのです。その補正の内容については「自動で3回セット初手7枚手札を引き、その中から最もデッキの平均土地配分に近いものを初期手札とする。」となっています。
※自動で行われますので、プレイヤーにはその経緯は見えません。

具体的には、20枚前後の土地が入っているであれば土地2枚、24枚前後の土地が入っているデッキであれば土地3枚が初期手札に含まれているハンドが選ばれやすいということになります。3回分7枚引いた初期手札の中からその基準で選択されるので、必ずその程度の土地枚数が手札となるたけではありませんが、極端に土地の少ない、もしくは多い初期手札はBO1ではかなり発生し辛くなっています。

サイドボード後のゲームは存在しない

MTGはサイドボードというシステムがゲームに奥行きを持たせているものになっていますが、BO1では1本先取のためサイドボード後のゲームは存在しません。

つまり、メインボードが最重要となるゲームです。MTGのデッキはサイド後が特に強いというデッキも中には存在しますが、BO1ではそういったデッキは向かないということになります。

逆にサイドボード後に良く投入される特定のカードに弱いデッキもありますが、そういったデッキにはこのルールは追い風と言えるでしょう。

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BO1で有利なデッキ

軽コストに寄せた単色アグロデッキがBO1の王道

BO1では軽コストに寄せたアグロデッキは有利ですし、実際にBO1で見かける頻度は高くなっています。

これは前述の「初期手札に補正がかかる」ことに対して恩恵を受けるデッキであるためというのが理由です。

デッキ全体が1~3マナのカードで大半を占めるように構築していた場合、土地が引けないだけでなく土地を引きすぎても負けてしまいやすくなります。マナコストが低いため1枚1枚は弱いカードで構成されていますから、呪文の手数で相手に勝るようにプレイしたいのです。そのため土地が丁度良い枚数であれば、軽快な動きで相手を圧倒しやすくなります。

この性質こそが、デッキに丁度良い土地枚数を初期手札とする仕様が組み込まれたBO1で有利に働く軽コストアグロが王道である理由です。

そして単色デッキであれば、土地の枚数はあるのに色マナがかみ合わないといったケースも避けることができます。そのため、軽コストの単色アグロデッキはBO1の初期手札補正を最大限活かすというBO3には存在しないメリットを大いに享受できるのです。

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BO1で勝つためには

王道の単色アグロが無難な選択

前述のように単色アグロはBO1で一番勝ちやすいデッキであると言えます。

ただし、MTGというゲームは特定のデッキが必ず勝てるゲームではないのが面白いところです。

アグロを環境を意識したデッキ

前述のようにBO1は単色アグロがルール上有利なデッキとして多く存在しておりBO1はアグロ環境とも言えます。

そのような環境で勝つためには、相手がアグロデッキであることを意識したデッキを使用するのも手でしょう。

単色アグロを使用するのは王道とも言えますが、単色アグロだけがBO1を勝つために有利なデッキという訳ではありません。アグロ環境を逆手にとってアグロに有利なデッキを持ち込むのもBO1では有効な戦術です。BO3であれば除去カードを入れるとコントロール相手に厳しくなるという悩みが付き物ですが、BO1では相手がコントロールデッキある可能性はBO3よりも低いです。

筆者はどちらかというと、単色アグロを使用するよりこちらの戦術が好みです。アグロデッキは先手ブン回りで相手を圧倒するのも特権の一つですが、特にアグロ同型対決だとその分運の要素も強めに感じることがあるというのが理由です。出来れば運の要素を出来る限り下げたゲームをしたいというのは筆者の好みだったりするのでそういった選択をすることが多いです。勿論何が正解という訳ではなく、好みの問題もあると思いますが、あくまで考え方の一つということで参考にしていただけたらと思います。

履修はBO1に向いている

ストリクスヘイヴン:魔法学院に存在する「履修」というキーワードを持つ効果のカードはサイドボードにある「講義」カードを手札に加えることが出来るものですが、これはBO3よりもBO1に向いていると筆者は考えます。

何故かというと履修は講義カードをサイドボードに取らないといけないというのはBO3ではメリットよりもデメリットが大きい傾向にあるためです。サイドボードというのはそれほど貴重な枠であり、そんな貴重な枠を講義というカードパワーがイマイチなカードで埋めてしまうのはBO3では敬遠される傾向にあります。

ですが、BO1であればサイドボード後のゲームはありません。そしてBO1ではメインデッキがサイドボードを参照するカードも存在することから、7枚までBO1のサイドボードを用意することが出来ます。

BO1であればBO3と違って7枚のサイドボードを全て講義カードで埋め尽くしてもデメリットはありません。履修を組み込んだデッキはBO1で最大限の真価を発揮すると言えるでしょう。

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まとめ:BO1はアグロ環境であることを意識しよう

BO1は初期手札補正というルールがあるために、単色アグロが優位な環境であり、また実際に環境に存在する数も多いデッキになっています。

単色アグロを使うことも勿論良いと思いますが、逆にそういった環境を逆手にとったデッキもまた良い選択肢です。何れにしてもアグロ環境であることを充分に意識したデッキを使用するようにしましょう。BO3のデッキをそのままBO1で使うのではなく、出来ればBO1専用のデッキを用意して臨むほうが良いと思います。

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