【MTG】ストリクスヘイヴン リミテッド(ドラフト)解説

リミテッド
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ストリクスヘイブン:魔法学院 リミテッド(ドラフト)解説

4/16にMTGアリーナで実装されたセットである「ストリクスヘイヴン:魔法学院」のリミテッドをドラフトを中心に解説します。

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セット全体の基本事項

5つの学園カラーの何れかでデッキを構築する

ストリクスヘイブン:魔法学院は5つの大学をテーマとして作成されているセットになっており、収録されているカードもそのテーマに沿ったものとなっています。そのため、まずは以下の5つのテーマの何れかの色の組み合わせでデッキを構築することがまずはスタートラインです。

  • ロアホールド:赤白
  • プリズマリ:青赤
  • クアンドリクス:青緑
  • ウィザーブルーム:緑黒
  • シルバークイル:白黒

アーキタイプ環境である

色のタッチをする可能性はあるものの、基本的に5つのテーマの何れかでデッキを構築することになりますので、それぞれのテーマが得意としている戦法を伸ばすデッキ構築(ドラフトピック)を行うことで強力なデッキに近付きます。そのため各テーマの戦い方を把握しておきましょう。

ロアホールド(赤白)

基本的にはこれまでのボロスと同じで低コストのアグロ向けクリーチャーと、除去とコンバットトリックを駆使しながら戦線を強引にこじ開けて戦います。いつものボロスと異なる点として、クリーチャー種族のスピリットを強化するカードや、《発煙する肖像》といった自分の墓地からカードを取り除くことにより能力が誘発するクリーチャーがいることです。特に後者はアグロデッキに重要なゲーム後半の一押しに向いているため組み込んでおきたい要素です。

プリズマリ(青赤)

こちらも基本的にこれまでのイゼットと同じで、青赤の優秀なスペルを中心としたデッキで戦います。今回は高マナ域に強力な効果を持つインスタントが多めに収録されており、かつ宝物を生み出すカードも多めに収録されています。そのためプリズマリの必殺技とも言える高コストの強力なスペルを唱えることでの勝利を目指すのも推奨戦法です。またスペルが多くなる分、自然と魔技を誘発させやすいのもプリズマリの長所です。

クアンドリクス(青緑)

土地を8つ以上コントロールしていることでボーナスが発生するクリーチャーと、+1+1カウンターがX個置かれる巨大なトークンクリーチャーによりサイズで他を圧倒するクリーチャーを展開して戦うロングゲームを得意とする学園。後半から巻き返していくような戦い方になりますので、とにかくランドを早めに多く並べることは重要です。そのため、ランプカードといったランドを追加で出すようなカードは意識してピックしていきましょう。

ウィザーブルーム(緑黒)

ライフゲインすること、およびライフゲインにより能力が誘発するクリーチャーを軸にじわりじわりと優位を気付いていくことに長けています。ライフゲイン手段が多く、またライフゲインという性質上ダメージレースで優位に立ちやすいのが特徴です。ライフゲインとそれによりメリットを生む出すクリーチャーをバランスよくピックすることが重要になります。

シルバークイル(白黒)

+1/+1カウンターでクリーチャーを強化しながら、飛行クリーチャーで攻めることをテーマとしています。飛行クリーチャーによりすれ違いのダメージレースを制するデッキを目指します。クリーチャーの基本サイズがあまり大きくないことが弱点で、長期戦は得意ではないため早期に決着を狙うことを推奨するアーキタイプです。

履修と講義は優秀。講義はサイドボードに2枚以上確保しておきたい

リミテッド環境において履修は入れ得と言って良いほど優秀なものになっています。講義カード自体がそこまで強力というわけではないものの、任意のカードを1枚手札に加えるという効果は単純な1枚ドローより価値が高い場合が多く、貴重なアドバンテージ獲得手段となります。

そのため、履修を持つカードを何枚かデッキに入れることが多くなりますので、それに伴いサーチ先の講義カードを何枚かサイドボードに確保していくことを忘れないようにしましょう。講義カードはあまり強いわけではないため、メインよりサイドボードに確保するようにしたいです。例とし《フラクタル召喚学》は後半で強く優秀な講義カードです。無色の講義カードでも有用なカードは多くあります。もし《マスコット展示会》がピック出来たなら言うことなしです。

魔技が優秀。スペルとクリーチャーのバランスに注意

魔技を持つクリーチャーは、どのクリーチャーも比較的魔技で誘発する効果がなかなかに強力なものになっています。そのため、クリーチャーに大きく偏ったピックではなく、魔技を誘発させるためにもインスタントやソーサリーをクリーチャーとバランスよくピックするようにしましょう。

カードパワーよりもシナジーが重要

ストリクスヘイヴンはセット全体を通してカードパワーが低めに設定されているということもあり、アンコモン以上のカードでも放置したらすぐに負けてしまうようなボムクラスのカードも少なくなっています。これは前セットであるカルドハイムと比べると顕著な違いです。

そういった理由もあり、デッキ全体を通してシナジーを持った構築が出来ているかどうかがいつも以上に需要な要素となります。レアがないデッキであっても勝つことが出来るような環境になっているため、確率のブレがいつもより低くなり腕の差が出やすい環境と言えそうです。

ゲームスピードとしては低速な環境

カードパワーがそこまで高くなく、また履修を活用したりといった要素があるためゲーム全体を通したスピード感としては低速な環境になっています。そのためよほど前のめりにビートダウンするデッキでなければ、長期戦を見据えて後半でも活躍するカードを意識してデッキに入れておいたほうが良いです。

また低速であることと、コモンに多色をサポートする土地があることもあり、4色以上の多色デッキも構築可能である環境になっています。

学舎は2枚程度確保しておきたい

コモンランドである各色の学舎シリーズ。2色ランドとして安定性の向上に貢献してくれるという意味でも勿論重要なのですが、今回はそれに加えて占術まで付いています。ゲーム後半にこれがあるとないではドローの質に大きな差が生まれるので、そういった意味でも2枚くらい確保したいところです。尚、このような土地がコモンにあるために2色だけでなくタッチして3色にすることも比較的容易な環境です。

また

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学園毎の優秀なコモン

各学園毎の優秀なコモンカードになります。尚、以下のような除去カードはどの学園でも優秀なカードなので除外しています。

ロアホールド(赤白)

プリズマリ(青赤)

クアンドリクス(青緑)

ウィザーブルーム(緑黒)

シルバークイル(白黒)

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ボムレア

前述の通り、ボムレアと呼べるほどの強力なレアはいつもよりも少なくなっています。その中でも特に以下に関しては優秀と言えるでしょう。

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ミスティカルアーカイブも無視できない存在

ここまでの記載では触れませんでしたが、パック毎に1枚はミスティカルアーカイブのカードが出現します。当然ながらミスティカルアーカイブのカードは優秀なカードが多く、程よい刺激になっていてリミテッドにも新鮮な楽しさをもたらしてくれています。これらをピックできるときは積極的にピックしていきましょう。中でも以下はリミテッドで優秀です。

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強いカラーは?

リリースされて間もないため、時期早計だとは思いますが赤白に関しては他のテーマに比べるとやや弱いように感じます。今セットでは装備品がコモンにないこともあり、ビートダウンで押し切るのに一工夫が必要です。

他のテーマに関しては何れも負けず劣らずといった印象ですが、緑絡みの2色はなかなか強力である印象です。青赤に関しては高コストの強力なスペルを組み合わせたり、低コストに寄せたデッキ構築も出来たりとデッキ構築の難易度が他のカラーよりやや高いので弱いという意味ではありませんがピックに注意が必要です。

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まとめ:ストリクスヘイヴンはテーマ環境。ミスティカルアーカイブも相まってドラフトが楽しい

ストリクスヘイヴンは5つの何れかの学園のテーマを意識してピックするようにしましょう。

新しい試みであるミスティカルアーカイブは、コレクションという側面だけでなくリミテッドにも良い刺激を与えてくれているので、ドラフトも非常に楽しい環境になっています!

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