【MTG】カルドハイムレビュー(Part2)

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カルドハイムカードレビュー

2021年2月5日発売となる新エキスパンション「カルドハイム」について、次期スタンダードやヒストリックにインパクトを与えるカードであろうカードについて考察します。執筆時点(1/18頃)でMTG公式サイトに公開されているカードを対象としています。

Part1はこちらのページに記載していますので、その続きです。

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シュタルンハイムの解放

よくある天使量産カードの予顕版です。素でキャストしても充分に及第点のスペックがありますが、予顕から唱えると5マナで4/4飛行警戒が2体なのはさすがに強いです。強そうには見えるのですがこの手のカードはあまり使われた実績がないので、これは使われるようになるかどうか注目です。緑単は飛行が止まらないので、緑単フード相手に活躍してくれるかもしれません。ちなみに、リミテッドだと環境トップクラスのボムカードでしょう。

堕ちたる者の案内者

優秀な1マナクリーチャーの登場です。打点を稼ぎつつクリーチャーまで量産してくれます。白ウィニーデッキにはこれまでも白の1マナ2/1クリーチャーは能力がいまいちなクリーチャーであっても採用されていますが、これは白の1マナ2/1クリーチャーの中でもかなり優秀な部類に入ると思いますのでスタンダードでも見かけるようになると思います。

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隆盛するスピリット

過去に活躍した《運命の大立者》という赤白のクリーチャーがいましたが、そのオマージュ版氷雪クリーチャー。氷雪マナの土地は2色以上になるとタップイン土地しか存在しないので、この手の軽量クリーチャーを運用する場合は単色デッキのほうが構築しやすいと思います。

となると、このクリーチャーをいれる場合は主に青単になると思いますが、青単自体が現スタンダードだと逆風のような感じもしますので、使われるようになるかどうかは疑問符が付きます。

雪崩呼び

本体そのものがパッとしないスペックではあるものの、能力が非常に優秀です。4/4速攻に加えて何故か呪禁までついているクリーチャーを量産するので、後半に引いても強い、むしろ後半に引いたほうが強いまであるというのは2マナクリーチャーとしては珍しいです。構築でも使えるかもしれません。

神秘の反射

相手が唱えた強いクリーチャーを盤面の最弱クリーチャーとして場に出させる使い方と、自分が唱えたクリーチャーを盤面の一番強いクリーチャーにするという使い方が大きく二つが考えられるカード。それらはカード一枚使ってまですることかと言われると正直微妙なのですが、これを使ったコンボデッキが作成できる可能性もありそうですので、それに活路を見出すことができるか注目です。

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燃えルーンの悪魔

場に出た時にアドバンテージを稼ぐお馴染みデーモンのカルドハイム版。場に出た時点でアドバンテージは稼いでくれる点は評価ポイントですが、最近の高スペッククリーチャーが並ぶ中にあっては少し見劣りするような感じがします。

雪上の血痕

能力は強いですが、さすがに構築フォーマットではコストが重くて厳しそうです。リミテッドではボムカード。

ドローガーの屍術師

能力は消耗戦で決定打となりえる効果ではありますが、本体のスペックが4マナ4/4バニラという点が構築で採用するハードルに一歩届かないような印象を受けます。クリーチャーデッキ相手向けにサイドボードにこのカードを採用する可能性はあるかもしれません。

スケムファーの報復者

《真夜中の死神》が1マナ軽くなった変わりに部族限定となっているカード。部族が統一出来たら充分実用レベルのスペックです。

ターグリッドの影

過去に同効果で4マナソーサリーであったカードが存在しましたが、1マナ重くなった代わりにインスタントになりました。ちょっと重いですが、インタントで唱えられる効果としては優秀なので、コントロールで採用する可能性がありそうです。

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弱者粉砕

《肉儀場の叫び》とほぼ同じ効果を持つ優秀なスイーパー。予顕をすると相手にこのカードを読まれてしまうという可能性はあるので、若干予顕はし辛いような気がしますが、必ずと言っても良いほど構築で使われることになるであろうカードです。

黄金架のドラゴン

個人的にはあまり評価していないドラゴン。このカードを採用するのは概ねビートダウンデッキになると思いますが、その場合このドラゴンがマナカーブの頂点にいる可能性が高いです。すると、このドラゴンが出るころには軽コストカードはそれなりに使用した後になるので、宝石トークンのマナブースト効果は効果的に使用できないことが多そうですし、また宝石トークン自体はマナを生み出すだけで何もしないという点も気になります。

ハマったときには当然強いですが、そういったカードはあまり採用されない傾向にありますので、そういった点でマイナス評価をしています。

黄金架のドラゴン

新しいデザインのクリーチャーなので、評価が難しい巨人。何よりも注目なのは墓地にいるときにも巨人さえコントロールしていたら誘発するという点で、これを何らかの方法でライブラリーから直接墓地に落とす仕組みがあるデッキで使用すると強そうです。普通に使うとちょっとコストが重い印象です。

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偉大なる存在の探索

マナを踏み倒す効果を持つ結構ヤバそうなカード。ですが、《霊気の薬瓶》と違ってコストを調節し辛いので、実際問題として使いづらそうな印象は受けます。ただし、使えなかったとしても占術が付いているのは偉いです。

巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス

能力は強力ですが、このマナコストに対して持つ能力としては微妙です。本体のスペックは6/6トランプル速攻のみなので、6マナとしてはイマイチ・・・という実際問題としてこのカードをどんなデッキに採用して良いのかが思いつかないで、私はあまり使えないクリーチャーと評価しています。

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多色

霜と火の戦い

第一章の効果が非常に強力で、巨人デッキで使うと一方的に戦線を崩壊させることが出来ます。2、3章はおまけ感がありますが、1章にこの能力が付いているのは偉いです。青赤巨人デッキのキーカードになりえるカードです。

リトヤラの熊々

2章の効果が強力で、2ターン目に多相クリーチャーを出しておけば、4ターン目には4/4クリーチャー2体でアタック出来るのがなかなか強烈です。3章の効果も強力なので、多相デッキが作成できるのであれば優先して採用する候補となるカード。

ファーヤの報復

強いことしか書いていないカード。いまカルドハイムで発表されているカードの中でも一番強いカードのように感じます。カラーリングが白黒というのが少しネックかもしれませんが、白黒デッキが作成できたらとりあえず入れるといっても過言ではないカードです。

ヘラルド、エルフを統一する

緑黒エルフを使う理由になるほど強力なカード。どの章も強いです。スタンダードでこのカードを軸にした緑黒エルフがどこまで勢力を伸ばせるのか注目です。

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土地

アンコモンのサイクルランド

各種アンコモンサイクルの能力を見ると、どれもこのカラーはこういうデッキを作ってくださいという開発の声が聞こえてくるようなデザインになっています。それを読み取ってデッキを構築すると強いデッキになる可能性は高いです。特にリミテッドだと顕著ですね。青白と青黒に関しては比較的汎用的に使えそうな性能をしています。

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まとめ

いままで発表されているカードを見ていると、全体的に単体としてのカードパワーは抑え目になっており、部族中心というテーマからもクリーチャーがメインのセットになっているようです。特に白赤装備品アグロ、緑黒エルフ、青赤ドワーフあたりは結構戦えるスペックがあるような印象です。既存のデッキを強化するようなカードは少ないかもしれません。

見るからに白に強いカードが多めになっているような感じがしますので、いままで鳴りを潜めていた白系のアグロが復権するかもしれません。

コントロールは収穫がいまのところ非常に少ないので、厳しい時期は続きそうです。

カルドハイムにはコレクター・ブースター版も存在し、ブースターには11枚のフォイル版カード(それと両面のフォイル版トークンが1枚)と、5枚の特殊な枠のカードが入っていて、その中にレアと神話レアが合計で5枚含まれているようです。こちらも要注目です。

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