【MTG】カルドハイムレビュー(Part1)

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カルドハイムカードレビュー

2021年2月5日発売となる新エキスパンション「カルドハイム」について、次期スタンダードやヒストリックにインパクトを与えるカードであろうカードについて考察します。執筆時点(1/12)でMTG公式サイトに公開されているカードを対象としています。

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兵員の結集

部族に特化した《栄光の頌歌》です。最近はクリーチャーの質が良いこともあり、こういったアンセム系のカードが使われなくなっている傾向にありますが、流石に2マナのコストは優秀です。白に多い「人間」を指定することで、ウィニーと呼ばれる軽コストビートダウンのデッキで使用されそうですが、カルドハイムは部族をフィーチャーしているようなので、その他の部族でも使用されるかもしれません。

栄光の探索

白のチューターカードです。コンボデッキで使用することで優秀なコンボパーツサーチエンジンとして使われる可能性がありそうです。氷雪マナで回復するのはおまけ程度ではありますが、ビートダウン相手には貴重な1ターンを稼いでくれることもあります。

神に愛された物、シグリッド

《スカイクレイブの亡霊》に続き、優秀な3マナ除去内蔵クリーチャーの登場です。さすがに《スカイクレイブの亡霊》と比べるとクリーチャー限定ということもあり見劣りしますが、特に白のビートダウンにとっては除去専用カードを採用することなく、クリーチャーを展開しがら除去できるカードは貴重なので、2枚前後採用できそうな性能と思います。

戦闘の神、ハルヴァール

どちらのモードであっても強い一枚。装備を多用するデッキは装備先のクリーチャーがなくなってしまうのが弱点ですが、それを補えるデザインなのが素晴らしいです。他のカードも鑑みると赤白で装備品を使用した優秀なアグロデッキが組めそうですね。特に白は最近あまり活躍していなかったので、復権となるか注目です。

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アールンドの天啓

ターンを得るカードは歴代色々と悪さをしてきているという事実があるので、要注目のカードです。ただし、ソーサリーかつ予顕で唱えても6マナなので悪用するのは難しそうに思えます。ですが、ターンを得るだけで結局何もしない時があるというターンを稼ぐ系カードの弱点が1/1飛行を2体出すことで若干ではありますが緩和できているというのがポイントですね。

多次元宇宙の警告

コントロール待望の優秀なドローカードの登場です。カラデシュの《天才の片鱗》と全く同じ効果を持ちながら、こちらは予顕持ちです。《天才の片鱗》はエネルギーを使用しないコントロールで採用されることもある優秀なドローなので、変わりに予顕を持つこのカードもコントロールを筆頭に使用されることになると思います。

リトヤラの反射

見るからに場に出たときに誘発する効果(ETB持ち)を持つクリーチャーカードと組み合わせてコンボデッキ作ってください、と言わんばかりのカード。特に下環境のようにカードプールが広くなるほど悪用できそうなカードですね。

鴉変化

見た時に思わずえっ?と思ってしまったカード。なぜかアーティファクトまで対象に取れますし、これまでの青の変化カードと比べても優秀な逸材です。特にシミックカラーのようにクリーチャー除去に困るカラーリングにとっては非常に助かるカードになりそうです。

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撲滅する戦乙女

同じ4マナの《探索する獣》並みに能力がいっぱい付いているクリーチャー。動き出すさすがに強いので特にスタンダードで使われそうです。タフネスが3という点なのが火力で焼かれてしまいがちで少し残念です。

恐怖の神、ターグリッド

個人的には裏面のアーティファクトに注目していて、裏面だけでもノンクリーチャーデッキのフィニッシャーとしても運用できそうに思えます。表面として使用するよりはアーティファクトとして先に場に出しておき、ランタンがある状態であれば表面のクリーチャーとして唱えるという運用になりそうです。重ね引きしても無駄にならないのが良いですね。

嘘の神、ヴァルキー

表面と裏面のマナコストにギャップがありすぎるので少し使いづらそうな印象ですが、表面だけでも優秀です。特にヒストリックや下環境で活躍しそうなカードで、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》に対するアンチカードとして非常に強力です。というより、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を意識して刷られたカードなのかもしれませんね。裏面に関しては下環境では続唱等のコストを踏み倒す手段のお供としても優秀です。

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厚顔の無法者、マグダ

ロード能力持ちかつ、マナ加速効果まで持つ優秀なクリーチャー。宝物トークンを生成する効果はアグロデッキにとって先手押し付けのブン回りを助長してくれるでしょう。

無謀な船員

機体や装備品を使用するデッキの弱点である、クリーチャー不足したときのガス欠問題を見事にカバーしてくれます。見た目以上に優秀なカードのように思えます。

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エルフの戦練者

1ターンに1回のみとは言え誘発することが容易い効果でもあり、優秀なエルフクリーチャーと言えます。ただし、現環境には《砕骨の巨人》が蔓延しているのが残念ではあります。

老樹林のトロール

3マナ4/4トランプルという優秀なスタッツに加えて、疑似的に除去耐性もある優秀なクリーチャー。緑単フードを強化してくれそうです。また、ヒストリックの緑単ビートダウン等にも採用できるほどのスペックがあるので注目の一枚です。

領界渡り

アドバンテージを稼いでくれる優秀なクリーチャー。本人が多相なのでどんな部族であっても採用することができるのが特徴。何気にタフネスが3なのが《砕骨の巨人》で対処されない点で優秀です。本当に最近の緑のクリーチャーはカードアドバンテージを得る優秀なクリーチャーが多すぎますね。

タイヴァー・ケル

開発チームはエルフデッキを作ってください、と言いたいみたいです。接死を持たせることは貧弱なエルフクリーチャーがクリーチャー相手に耐性を持たせてくれることになり、1/1を生み出す効果はコントロール相手にも優秀であるため、エルフデッキで使用すると頼りになること間違いなしのプレインズウォーカーです。

エシカの戦車

これ一枚で能力が完結している点が素晴らしく、結構使われることになりそうに思えます。普通に使っても強いですが特に白緑トークンデッキで活躍してくれそうです。

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多色

情け無用のケイヤ

マイナス能力が非常に優秀な一枚。プラス効果を活用するには盤面にクリーチャーが必要なのが残念ですが、それでもマイナス効果が強いので使われることになりそうです。

星界の大蛇、コーマ

7マナという重いコストに見合った強烈な能力を持つクリーチャー。各アップキープに3/3トークンが出るのは強力の一言で、トークンさえ出てしまえば除去耐性まで持っているので、これ1枚でゲームに勝つことが出来ます。これが後出しであれば1つ目の能力を相手のアップキープに使用することで《精霊龍、ウギン》でさえも封じてしまうことが可能でランプデッキのフィニシャーに最適です。ただしヒストリックだと《霊気の疾風》が刺さってしまうのが難点です。《霊気の疾風》は色んなカードをダメにしてる感がありますね。。

樹の神、エシカ

どう見ても神より裏面の虹色の橋がメインな一枚。カルドハイムにより小道シリーズが全種類揃うこともあり、虹色の橋をメインとしたデッキを組んでみたくなりますね。<栄光の探索>でこれをサーチできる点も見逃せないポイントです。

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土地

不詳の安息地

4/3というスタッツが非常に優秀なミシュラランド。氷雪マナ限定なので単色デッキでないと使用することは難しそうですが、単色なら間違いなく採用を検討することになる一枚です。

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まとめ

まだまだ未発表カードが多いので全貌はわかりませんが、現時点でも新しいデッキを組みたくなるカードが多く発売が楽しみです。それにカルドハイムで小道シリーズが出揃うことになりますので、カルドハイム以降のデッキ構築の幅は大きく広がることになります。特にスタンダードは緑が席捲している状態なので、早く環境が変わってほしいところですね。

加えて、予顕というメカニズムはプレイングの幅を広げてくれるデザインであり、競技プレイヤーからも好まれそうな良デザインだと思います。当然ながらリミテッドも楽しみです。

なお、カルドハイムにはコレクター・ブースター版も存在し、ブースターには11枚のフォイル版カード(それと両面のフォイル版トークンが1枚)と、5枚の特殊な枠のカードが入っていて、その中にレアと神話レアが合計で5枚含まれているようです。こちらも要注目です。

追記)Part2はこちら

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